【執筆者】:相馬かえで
仕事と妊活の両立って難しいですよね。
特に妊活が理由で休みが必要になった時、仕事の予定をつけるのは本当に大変だと思います。でも、妊活中って様々な理由で急に休みが必要になることが出てくるんですよね~(T_T)
どんなときに急な休みが必要になるか?そのほとんどが通院の為だと思います。
そんなとき、あなたならどうしますか?
「私なら妊活中なので休みがほしいって言っちゃう。」
「上司は男の人だし、妊活なんてわからないし。職場の人に妊活してるなんて知られたくない...。体調不良って言うかな」
そう。妊活の事を「言う」か「言わない」かのどちらかですよね。
実際に両立している人はどうしていると思いますか?
じつは、ほとんどの人が妊活中だということは言わずに休みをとっているんです。
休む理由でもっとも多いのは「体調不良」だそうですよ。
でも、そんなにしょっちゅう体調不良ばかり理由に使えませんよね(^^;
- じゃあ他にどんな理由を使うのか?
- そもそもどうして妊活中だと言わないのか?
気になるこの2つのことについて詳しくご紹介していきたいと思います。
妊活のために仕事を休む必要ができたら…理由を言う?言わない?
妊活中の女性が休みを取るとき、本当の理由を言う人はほとんどいません。妊活の為に通院していることや、妊活をしていること自体を「知られたくない」と考えている人が多いからです。
私は結婚後に退職し、義理の母の仕事を手伝っていましたので、妊活中は会社員ではありませんでした。
それでも、身内にさえ、「妊活の為の通院を理由に休みがほしい!」と言い出せませんでした。(私の場合は、義母に不妊のことを知られたくなかったのが一番の原因なんですが。。。)
退職せずに勤めていたとしても、やはり上司には言えなかったと思います。 独身の男性が上司でしたし、同僚も独身者ばかりでしたので、言いにくかったと思います。
でも、中にはキチンと理由を伝える人もいるんです。
企業では「不妊治療休暇制度」という制度を取り入れているところが増えてきました。心強い制度ですね。(ちなみに私が勤めていた企業では当時この制度はありませんでした)
しっかり上司に相談して、このような制度を使ったり、休みを取りやすい仕事に変更してもらったり、と妊活と仕事を両立しやすいようにサポートしてもらえている人がいます(*^^*)
しかし、実際に取得する人は年間たったの1割、約200件程度だそうです...。
どうして制度が整っている会社にいるのに使わないんだと思いますか?
こんな声が上がっています。
「思いきって上司に相談したら、今妊娠されると人が足りなくて困るから来年からにして、と言われた」
「妊娠を希望しているなら、いま担当してる仕事は他の人にまわして、と言われた」
「産休・育休の人が復帰してからじゃないと困ると言われた」
このように、制度が整っていても、使える現場になっていなければ意味がないですよね。それならこんな制度はあってもなくても同じになってしまいます。
妊活中だということを伝えて、「妊活の為に休みがほしい!」と言いたい。
でも現実はこんなに厳しい...。
これじゃあ本当の理由は言えませんよね(;_;)
それでも、
- 会社が大変な時期なのはわかっている
- 自分のことだから今妊活をやめることはしたくない。
こんな気持ちが強かったら、働きながら妊活を続けましょう。
だって後で後悔したくないですよね? 会社の状況もあなたの体もどんどん変わります。今妊活をやめて仕事をして、落ち着いた頃に再会できる保証はどこにもありませんから。
みんなが使ってる 妊活中に仕事を休む理由ベスト3
理由を言うか言わないか。
「妊活中だということを言いたくない。言わない。」
「言えないから言わない。」
そう決めたなら、お休みをもらうには他の理由が必要ですよね。
みんなはどうやって乗り越えているのかというと、
- 体調不良
- 計画的有給休暇
- 婦人科疾患で通院
こんな理由を使っている人が多いみたいです。
では、どんなときにどの理由を使うのがベストなのか? ひとつずつ見ていきますね。
体調不良を理由に休みを取るとき
妊活を続けていると、突然休みが必要になるときがあります。多くの場合が不妊治療や検査などのための通院が理由になると思います。
突然「明日休みがほしい」と、いうときにはこの「体調不良」を理由に使いましょう。
体調不良なんですから、当日もしくは前日に伝えて休んでも不自然じゃないですよね。
突然の休みは周りの人に迷惑をかけてしまいます。心苦しいですが自分のためと割りきりましょう。最低限、自分が休みでも周りの人が困らないように仕事は普段から整理しておきましょう。
ちなみに私は「体調不良」を理由に、月に一回ほど休んでいました(*^^*)
義母には「体調管理が甘い嫁だ」と思われていたかもしれませんね(^^;
計画的に有給休暇を使うとき
これも多くの場合は通院の為の休みに使われると思います。
あらかじめ~日と予定が決まっているときや、数日間まとめて休みが必要になる場合には有給休暇を取得しておくといいですね。
残念ながら私が手伝っていた義母の仕事は自営だったので、有給休暇はありませんでしたけど…(^^;
婦人科疾患で通院していると伝えて休むとき
体調不良も、有給休暇も何度も使うことは出来ませんよね?
「休みをもらう回数が増えてきそう。それでもどうしても休みが必要。」
そんな状況になっても「職場に妊活のことは話したくない」「理解が得られそうにない」そんなときは、「婦人科疾患があり通院が必要だ」ということを伝えて、定期的な診察の為に休むことにしましょう。
「婦人科疾患」と言えばデリケートな話になりますから、病状やどんな治療かまではほぼ聞かれません。
婦人科に通院しているのは事実ですから嘘は言ってませんしね(*^^*)
ちなみに私も、体調不良理由の休みを3ヶ月続けたときに不穏な空気を感じましたので、義母にこのように伝えました。
そしたら義母も、それ以上はつっこんできませんでしたよ♪
心の中では「そんなんで孫の顔はみられるの?」と気にしていたかもしれませんけどね(笑)
まとめ
妊活中と仕事の両立は本当に大変です。
妊活中だと伝えてそれを理由に休みを取れる環境であれば、どれだけ気持ちが楽になるか知れませんよね。
でもそれができない...。
じゃあ他の理由を使うしかありませんよね(;_;)
妊活期間は人によって様々です。とても長期に渡ることもあります。あなたが妊活をしている間に、もし会社や上司の考えが変わったら?その時は妊活を理由に休みを取りやすい環境になってほしいですよね。
応援しています。