【執筆者】:相馬かえで
妊活中は食事が大切!なんて話を聞いたことがありませんか?
そうなんです。食事は体作りの要。健康な生活を送る上で欠かせないものですよね(*^^*)
妊活にとっても同じ。妊娠しやすい体を作るために食事はとっても大切なんですよ!
中でもとくに気をつけたいのが低温期の食事。
どうしてか?
それは、体が(特に子宮)赤ちゃんを迎える準備をする時期だからです。
「赤ちゃんを迎える準備」=「妊活の基礎」ですよね。
それではその基礎となる時期の食事には何がよくて何が悪いのか?気になりますよね。
そこで、低温期の体と食事の関わりについて詳しく紹介していきたいと思います。
低温期にしっかり食事をとると妊活はうまくいく!
低温期にしっかりと栄養をとることが妊娠しやすい体作りの第一歩になります(*^^*)
「えー?どうして?排卵とか受精してからのほうが大事なんじゃないの?」
私もそう思ってました。
排卵してからが大切で、その前のことはそんなに重要視していなかったんです。
でも... まずは低温期が大切なんです!
女性の体は基礎体温を測ることで大きく3つにリズム分けできます。
- 低温期(卵子や卵胞を育てる)
- 排卵期(成熟した卵子を送り出す)
- 高温期(受精卵を受入れ妊娠を維持する)
それぞれの時期で体の動きは違ってくるんですねー。
どの時期もとっても大切です。
でも、しつこいようですがまずは何よりも低温期を大切にしましょう。
理由は簡単。
低温期に質のいい卵子が育たなければ、排卵も受精もできないからです。
低温期は卵胞や卵子を育てるだけじゃなく、赤ちゃんが育つベットとなる「子宮内膜」を作ったり、精子と卵子が結び付きやすくなる「子宮頚管粘液」を作ったりもしています。
つまり、ここがうまくいかないとその先に進めないんです。
だから、この時期にしっかり栄養をとってあげることが、妊活成功のカギになるんですよ(*^^*)
低温期の食事で注意する3つのポイント!
低温期は、赤ちゃんを迎える為の準備をする大事な時期なのは分かりましたよね(*^^*)
じゃあどんなことに注意して食事をしていけばいいんでしょうか?
ポイントはこの3つです。
- バランスよく食べる
- 糖質の摂りすぎ&摂り方に注意する
- 体を冷やす食べ物に注意する
それでは1つずつ説明していきますね!
食事はバランスよく食べよう
まずはやっぱりバランスのいい食事をとることが、大切です(*^^*)
「え?そんなこと?」って思いませんでしたか? これはとても大切なことなんですよ!
「妊活にいいから!」と、偏った食事ばかりとっていると、せっかくの栄養が無駄になってしまいます。
実際、私はそうでした(^^;
妊活と同時にダイエットも始めていたので、必要な栄養素を含んだ食品だけを食べようとしたり、お昼はサプリメントで終わらせたり...。
そんなの不健康ですよね(..)
でもつい、目に見える数字(体重)を気にしてしまっていました。
おかげで体重はすぐに落ちましたが、基礎体温をみると、とても健康な状態とは言えないガタガタな曲線...。
妊活の為にやっていたことが不健康に繋がるなんて本末転倒でした(..)
だから、バランスよく食事をとって健康な体でいることが妊活のスタート地点ですよ!
糖質の摂りすぎ & 摂り方に注意
糖質はエネルギーとなるので必要な栄養素です。でも、とりすぎはよくありません。そして、摂り方にも注意が必要です。
糖質を摂りすぎて血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化促進物質であるAGE(糖化最終生成物)を作り出してしまいます。AGEは”体のコゲ”とも表現され、細胞を劣化させてしまうんです。
もちろん、卵子の老化にもかかわっているんですよ。これから妊活をするのに卵子が老化なてとんでもないですよね。
でもここで気をつけたいのが、たんぱく質とくっつくということです。たんぱく質と糖質を一緒に食べることにより、体内でAGEを作り出してしまうんです!
別々に食べなくても、1つの料理でもAGE化する条件がそろっている料理はたくさんあります。
ホットケーキやトンカツなどは要注意!
例えばホットケーキ。
材料は小麦粉・卵・牛乳などたっぷりのタンパク質、そして砂糖ですよね?それをさらにフライパンで焼いています。
正にAGE化しやすい条件が揃っているんです!
「え!やばい...」そう思いませんでしたか?
私もです(笑)私も、この手のもの大好物だったんです...。だから妊活中は意識するように心がけました!
妊活をやめた今でも、老化は早めたくないのでなるべく気をつけてますよ。たまには食べちゃいますけど...。
あなたも食べ合わせや調理方法で、気がつかないうちに老化がすすむ料理をたくさん食べているかもしれません。
一度見直して見てくださいね!
冷えは大敵!体を冷やす食べ物はNG!
子宮の血流がいいほど妊娠しやすいと言われています。
体の循環(血流)を良くするためには冷えはよくありませんね。体を温め、血行を良くすることが、健康な卵子の成長を助けます。
その為には、表面的なことばかりではなく、体を冷やす食べ物にも注意が必要!
私は猫舌なので熱いものが苦手で、夏は冷たいお茶に氷を入れたり、お茶のペットボトルを凍らせて持ち歩いたりしていました。
そのせいか、夏でも手足はヒンヤリ。妊活を期に意識をかえて、今でも熱いものは相変わらず飲めませんが、氷はやめて、なるべく夏場でも常温のものを飲んでいます(*^^*)
- 白・青・緑・などの寒色系の野菜
(きゅうり、レタスなど) - 亜熱帯の食べ物や暑い時期にとれる食べ物
(バナナやキウイやマンゴー)
これらは体を冷やします!
※過剰に避けることはないですが、食べすぎには注意が必要ですよ!
低温期に食べたい!おすすめ食材&メニュー
赤ちゃんを迎える準備をする大切な低温期。どんな物を食べたらいいのか気になりますよね!
- 体を温める食べ物
- 卵子の質を高める食べ物
低温期にはこんな食事をとりたいです。
体を温める食べ物
体を温める食べ物とはどんなものでしょう?
単純に温かい食べ物ではなく、食材も関係しています。
体を温める野菜や食べ物はたくさんあります。
でも覚えるのは大変ですよね(^^;
- 土のなかで育つものや
(ジャガイモ、ゴボウなど) - 寒い季節や寒い場所でとれるもの
(白菜、リンゴ、みかんなど) - 黒や暖色系の色のもの
(ニンジン、唐辛子など)
絶対ではないですが、食材を選ぶときは1つの目安にしてみると探しやすいかもしれませんよ(*^^*)
卵胞・卵子を育てる為に必要な栄養素
- イソフラボンたっぷりの大豆製品
低温期には、卵巣からエストロゲンというホルモンが分泌されます。このホルモンは、卵胞の成熟を促す働きをします。
大豆イソフラボンは、このエストロゲンに似た働きをしてくれます。
→【おすすめ食材】:納豆、ごま - 鉄分&たんぱく質
質のいい卵子や子宮内膜を作るには血液が重要になってきます。鉄分とタンパク質をしっかり取って、質の良い血液をたっぷり作りましょう。また、タンパク質は子宮内膜の材料にもなります。
→【おすすめ食材】:肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品
低温期におすすめメニュー
どんな料理を食べたらいいのか?作ったらいいのか?
- 体を温める
- 卵子を育てる
そんなものを食べればいいことがわかりました!
でも...お料理上手な人なら簡単かもしれませんが、毎日のことだと苦痛になりませんか?
私はお料理が苦手なので考えるのも面倒でした。でも、食事が大切なことは分かっていますし、少しでも頑張りたいですよね!
簡単だけどこの条件がそろうメニューはこちら!
アサリのお味噌汁&納豆&焼き魚
お味噌汁であったかく、あさりは鉄分も豊富です。
納豆でお手軽にイソフラボンを追加。
焼き魚は鮭、さんま、いわしがおすすめ!
特に鮭は良質なたんぱく質が豊富!なるべく養殖ではなく生を選びましょう!
きんぴらごぼう&牛肉炒め&根菜のスープ
根菜で体を温めましょう。
牛赤身肉はたんぱく質と鉄分も豊富です。
ずぼらな私は、朝はお味噌汁(具はなるべく根菜)に納豆、もしくは目玉焼が定番でした(^^)
無理せず続けられることからやっていきましょう!
まとめ
妊活は体作りが大切です。
そしてまずは低温期にしっかりと赤ちゃんを迎える準備をすることが大切です。
でも、妊活に悪い食べ物を全てやめたり、妊活にいいものだけを食べようとしたり、など極端なことだけはしないでくださいね!
大切なのはバランスよく!ですよ(^^)