【執筆者】:相馬かえで
妊活中っていろんな事に気をつかいます。
生活スタイルや運動、食事など、少しでも妊娠しやすくなることを取り入れたいですよね。
妊活中は豆乳がいい!って、聞いたことありませんか?
しかも、低温期に飲むと効果的とか…。
確かにそうなんです。豆乳には「大豆イソフラボン」など妊活には欠かせない栄養素がたくさん入ってるんです。
飲むだけで手軽に摂取できて楽チンですよね♪
でも、摂りすぎるとよくないって知ってましたか?
結論から言うと、毎日飲むのならコップ一杯でOK。低温期に飲むだけでも十分効果が期待できます!
じゃあどうして低温期に飲むと効果的なのか?高温期に飲むとどうなるのか・・気になりますよね?
そこで、より効果的な豆乳の摂り方と注意点について紹介していきますね。
どうして?豆乳を低温期に飲むと効果的って本当?
私は友人から「低温期に豆乳を飲むといい!」と聞いて、毎朝豆乳を飲んでいました。
ただ飲むだけですから、ちっとも苦になりませんでした。
でも...
「本当に妊活の助けになってるの?」と、疑問に思っていました。
体に関わることですから、気になりますよね!
豆乳が体に与える影響とは
豆乳には「大豆イソフラボン」が豊富に含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンの1つであるエストロゲンに似た働きをします。
エストロゲンってどんな働きをしてるか知っていますか?
エストロゲンの作用
- 卵胞の成長を促がす
- 頸管粘液を分泌させる
- 子宮内膜を厚くする
このように、体に赤ちゃんを迎える準備をさせる働きがあるんです。
そして、エストロゲンが分泌されるのが「低温期」なんです。
大豆イソフラボンは「抗酸化作用」もあるので、体の老化を予防して、質の良い卵子を作るのにも効果的だとされています。だから低温期にイソフラボンを摂ると、妊活に効果があるっていわれているんですね(*^^*)
高温期には飲んじゃダメ?豆乳のウソホント
妊活に効果がある!とされている豆乳ですが「高温期に飲むとよくない」なんて聞いたことはありませんか?
私も友人にすすめられたとき、低温期に飲むことをすすめられました。
結論からいいます!
高温期に飲んだらダメ!というのは嘘です!
というか゛医学的根拠はない゛です。
「高温期に豆乳を飲んだから妊娠できない」ってことはありませんので安心してくださいね(*^^*)
じゃあなんで高温期によくないといわれるのか?
理由は三つあるようです!
- 高温期に分泌されるホルモンとのバランス
- 妊娠している可能性があるから
- 体を冷やすから
高温期に分泌されるホルモン
高温期は、低温期で厚くした子宮内膜を維持して、受精卵が着床しやすい環境を整えてくれます。そしてその時期に分泌されるのが「プロゲステロン」というホルモンです。
低温期に分泌されていたエストロゲンの量はずっと少なくなってきます。こうして二つのホルモンがバランスをとって女性の体を整えてくれています。
大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをすると説明しましたよね?
「高温期のエストロゲンが少ない時期にイソフラボンをたくさん摂取すると、エストロゲンが増えたようになってしまい、バランスが崩れるのではないか?」そんな考えから高温期に豆乳はよくない!と言われるようになったみたいです。
でも、高温期に飲むとダメ!と、いうことはありませんので安心してくださいね(*^^*)
妊婦と豆乳の関係
高温期は受精して着床していれば、妊娠超初期にあたる可能性があります。
豆乳は妊婦さんにも必要な栄養素がたくさん入っています。でも、大豆イソフラボンを過剰に摂取し続けると、「大豆イソフラボン」=「エストロゲン量」だけが一方的に増加してしまいます。すると、ホルモンバランスが乱れて、胎児の発育に影響を及ぼす可能性があるといわれています。
だから高温期には豆乳はよくないと言われるのかもしれませんね!
豆乳は体を冷やす?
高温期は赤ちゃんを育てる大切な時期なので、体はなるべく温めておきたいですよね。
でも、豆乳は意外にも体を冷やす作用があるんです。
食べ物には体を冷やす陰性食品というものがあって、豆乳はこれにあたるんです。せっかく体に良い成分が含まれてるのに冷やしてしまっては台無しですね!
豆乳を飲むときは
- 温めて飲む
- 常温で飲む
- 調理して使う
など工夫すると良さそうですね。
ちなみに私は、飲む前に冷蔵庫から出して常温にしてから飲んでいました!
温めるとなんとなく飲みにくく感じたので(^^;
あなたも飲みやすい方法を見つけてみてくださいね!
摂りすぎはNG!正しい豆乳の摂り方とは?
それなら毎日たくさん飲んだほうがいいよね!
ストーーーップ!!
ちょっと待って下さい!
確かに体に良くて妊活にもいい豆乳ですが、摂りすぎはよくないんですよ!
たくさん飲めば女性ホルモンが増えて質のいい卵子がたくさん育つんじゃないの?
先に伝えたように、大豆イソフラボンの作用はエストロゲンに似た働きをします。でも、摂りすぎると逆効果になる可能性があるんです!
はい!
たとえば、大豆イソフラボンだけを抽出したサプリメントなどで摂取すると低温期が長くなって、卵が育ちにくくなってしまうことがあります。
それは、体内で分泌されるエストロゲンの代わりにイソフラボンが働くことで、本来のエストロゲンの作用が低下してしまうのではないかと考えられたりしているからです。
豆乳はコップ約2杯分(400g)で、大豆イソフラボンの1日の上限摂取量がとれてしまいます。元々日本食には大豆製品が多く、豆腐、納豆、味噌などにも大豆イソフラボンが含まれています。それらを食べて、さらに豆乳をコップ2杯飲んでしまうと、簡単に1日の上限摂取量を超えてしまうんです!
私も朝は納豆と味噌汁派。お味噌汁にお豆腐いれて豆乳を毎食後に飲んだら・・・摂りすぎですよね(T_T)
普通に食事をとるなら、豆乳は1日コップ一杯で十分なんですよ。
まとめ
体にいい!妊活にもいい!と言われている豆乳ですが、やっぱり摂りすぎはよくないんです。それはどの栄養素にも言えること。
そして豆乳は毎日飲んでも問題はありません。
高温期や排卵期に飲んでもいいんです!
でも、妊娠しやすい体を作るために飲むんですから、いろんな作用がきになりますよね。
それなら、なるべくならホルモンのバランスを崩さないように低温期に飲むのがベストです。
- 妊活のために頑張って取り入れるなら低温期のみでOK
- 豆乳大好き!でも毎日飲むならコップ一杯程度にしておく
妊活に豆乳を取り入れるなら、このどちらかのパターンがおすすめですよ(^^)