【執筆者】:相馬かえで
突然ですが、あなたはコーヒーが好きですか? 1日に何杯飲みますか?
私はコーヒーの苦味が苦手なので、あまり頻繁には飲みません。それでも、あの香りが好きで週に一回気分転換にあまーいコーヒーを飲んだりしています。
でも、妊活中のコーヒーと聞くとなんだかあまり体によさそうな印象はありませんよね(^^;
それはやっぱり「コーヒー」=「カフェイン」のイメージが強いからではないでしょうか。
確かに、妊活中のカフェイン摂取はあまり良いものではありません。でも、例えばあなたが妊活のために大好きなコーヒーを我慢しているとしたら・・・それってストレスになりますよね。
ストレスになるくらいなら、コーヒーを我慢する必要ありません。我慢するストレスのほうがよっぽと体に悪いんですから!
ただ、飲みすぎは良くありませんよ。
じゃあ妊活中に悪影響になるのはコーヒー何杯からなのか、飲み方で差があるのかなど、詳しく紹介していきますね(*^^*)
コーヒーが不妊の原因になると言われている3つの理由
妊活中はコーヒーやカフェインを含む飲み物がよくないと言われています。
でもコーヒーが不妊原因になるという科学的根拠はありません。だから、あなたがコーヒー大好きなら、無理にやめる必要はありません(*^^*)
私は普段からあまりコーヒーを飲むほうではなかったので、妊活中も好んで飲むことはありませんでした。(月に一回くらいはコーヒー好きな夫とスタバでまったりしてましたが)
コーヒーを完全にやめなかったけど、ちゃんと三人産めました。
でも、科学的根拠がないのに、どうしてコーヒーが不妊原因だと思われたり、妊活によくないと言われるんでしょうか?
その理由は3つ。
- カフェインがホルモンバランスに影響するから
- コーヒーは体を冷やすから
- カフェインは妊娠していた場合、赤ちゃんに悪影響だから
それでは1つずつ詳しくみていきましょう。
カフェインがホルモンバランスに影響する
カフェインは妊活中や妊婦さんにはあまり良いものではありません。そうじゃなくても、カフェインの大量摂取は、健康被害を及ぼすことがあるんです(*_*)
カフェインには「覚醒効果」があります。
テスト前の一夜漬けや、ドライブ中などに眠気覚ましとしてコーヒーを飲んだ経験ありませんか?
1~2杯ならスッキリする程度ですが、大量に摂取すると夜眠れなくなったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。
例えば、毎日大量にコーヒーを飲むことで眠りが浅くなったり、寝付けなくなってしまうと、本来、眠っている間に出るはずのホルモンがうまく作用しなくなってしまうこともあるんです。
女性の身体に大切なホルモン(プロゲステロン、エストロゲンなど)は、睡眠不足や眠りが浅いといったことが原因で、分泌にも影響が出るようです。
この2つのホルモンの分泌がうまくいかないと、妊娠もうまくいきません。
睡眠不足はホルモン分泌以外にも、体調を崩したりストレスになったりと、様々な悪影響を与えてしまいます。その結果、妊活に影響してしまうんです。
このように、体に影響がでるほど大量にコーヒーを摂取するのはおすすめできません。
コーヒーは体を冷やす
食品には、「体を温めるもの」「冷やすもの」があるって知ってますか?
私も妊活を始めてから意識するようになりました(^^)
いろいろ見分け方があるようですが、
- 「温かい地方でとれるもの」⇒体を冷やす
- 「寒い地方でとれるもの」 ⇒体を温める
と、考えると分かりやすいです。
※妊活中の食べ物についてはこの記事を参考にしてください↓
-
妊活中にオススメな食べ物ってなに?妊娠力がアップする食べ物まとめ
少しでも妊娠の確立を上げるために、今の食生活を見直したい‥。 こんなふうに思っていませんか? 赤ちゃんを授かるために、で ...
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コーヒーはどちらかというと「温かい地方」でとれるもの。つまり、体を冷やす飲み物になります。
そうですねー。でも、カフェインってじつは体を冷やすんですよ。
カフェインには「利尿作用」があります。たくさん飲むと、体内の水分を排出しすぎてしまい、体を冷やしてしまうんです。
でも、少量のカフェインであれば、血行を促進して体を温める効果があるとか。
ホット紅茶やホットココアは体を温めます。
大量にコーヒーを飲んでカフェインを過剰摂取してしまうことが、冷えに繋がります。このようなことから、コーヒーは妊活によくないと言われているんです。
コーヒーの妊婦への影響
WHO(世界保健機関)の基準では、カフェインによる胎児への影響についてはまだ確定していないそうですが、「妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき」とされています。
また、WHO(世界保健機関)より厳しい基準をもうけているイギリスの保健機関では、妊娠した女性に対して「一日当たりのカフェイン摂取量を200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)」に制限するよう求めているそうです。
妊活中は、いつ赤ちゃんがお腹にいてもおかしくない状態です。赤ちゃんが安心してお腹にこられるように、いつでも快適な環境にしておいてあげましょう。
※「妊娠に気付かずウッカリ大量に飲んでいた!」なんてことにならないように、日頃から飲みすぎには注意が必要ですね。
妊活中のコーヒーは何杯ならOK?飲み方に違いはある?
妊活中はいつお腹に赤ちゃんがいてもいいように、「妊婦さんの基準」を目安にすると安心です。
WHOの基準を参考にすると、1日の摂取量は400㎎(マグカップで3~4杯)
コーヒー以外にも、お茶やチョコレートなどでカフェインをとることが多い人は、少なめに1日に1~2杯(200㎎程度)としておけば安心です。
私はもともと、そんなにコーヒーを飲むほうではなかったので、妊活中も月に一回飲む程度でした。苦いのは苦手なので甘いものを(*^^*)
なんとなく、ブラックコーヒーよりミルクコーヒーのほうがカフェインも弱い気がしませんか?
実際はどうなのか、気になるところをこれから解説していきます。
コーヒーのカフェイン量は挽き方や飲み方で変わる?
コーヒーのカフェインは、抽出時間が長くなるほど多く抽出されます。
焙煎や挽き方によっても違いがあり、浅煎りになるほどカフェイン量が多く、細挽きになるほど多く抽出されます。
そうなんです。なかなか奥が深いですよねー。
例えば、エスプレッソは深煎り豆を使うことと、短時間で抽出すること、1杯の量が少ないことから、ドリップコーヒー1杯よりもカフェインの量が少ないそうです。
ちなみに、自販機やコンビニで売っている185mlサイズの缶コーヒーでは1日に3〜4本。
500mlのボトルコーヒーでは1日に1本が、カフェイン摂取量上で飲んでも問題の無い量のようです。
妊活中は「妊婦さんの基準」に合わせたほうがいいので、摂取量を半分として考えると、缶コーヒー1~2本でしょうか。
もし500のボトルで飲んでいる場合は少し減らしたほうがよさそうですね(^^;
どうしてもしっかりしたカフェイン量が気になる時は、メーカーのホームページを見ると載ってますよ(^^)
もしも、カフェで飲むときはいつもより少し注意が必要です。
スタバでトールサイズ以上のドリップコーヒーを飲むと、それだけで1日のカフェイン摂取量に相当してしまいます。
- 「ショートサイズ」⇒約180mg
- 「トールサイズ」 ⇒約260mg
スタバでは、日替わりで使用するコーヒー豆が変わるため一概にはいえませんが、だいたいの目安はこんな感じです。
缶コーヒーと比べると多いですよね?
妊活中はスタバでコーヒーを飲むなら「デカフェ」にするか「ショートサイズ」で楽しむのがよさそうですね(^^;
大量に飲まなければそれほど神経質になる必要はありません。
1日に1回程度のコーヒーブレイクだったら、好きなメーカーのものを好きな飲み方で飲むほうがストレスもなくて良さそうですね(*^^*)
まとめ
妊婦中のコーヒーは「大量に飲まなければ問題ない」ということが分かりました。
それでも、
「1日に1回じゃむり!もっと飲みたい!」
そんな場合は、妊婦さんや授乳中ママでも安心して飲める「カフェインレスコーヒー」を試してみてはいかがですか?
妊活中だけじゃなく、妊娠中~産後まで、いちいち「カフェイン」を気にすることなく、安心して飲み続けることができますよ(^^)
コーヒーがやめられない、気になるあなたがストレスなくコーヒーブレイクを楽しめますように。